総社商店街筋のこと-空家調査①
昨日から、総社商店街筋の空家調査をスタートしました。
これは私が総社で不動産を扱う人間として、NPO法人「総社商店街筋の古民家を活用する会」の会員として、総社に住む一市民として、もっとこの総社商店街筋エリアを楽しい場所にしたい、若い人が集まる場所にしたい、さらに総社を魅力的な街にしたいという思いから中長期的なビジョンで取り組むプロジェクトです。
現在何かしら理由があって空家になっている不動産と、ここに住みたい、ここでお店をはじめたいという人たちをマッチングしていきたいと思っています。
まずは商店街を歩きながら空家をチェックし、持ち主を調べたり、近所の方にお話をうかがっていきます。思ったより好意的にお話をしてくださる方が多かったのは救いでした。
一般的に空家を人に貸さない理由は5つあると言われています。
①盆と正月には家族がかえってくるから
②仏壇があるから
③部屋にたまった荷物を動かせないから
④貸した結果、借りた人が近所に迷惑をかけたら自分の責任になる
⑤あの家も人に家を貸さないといけないほど落ちぶれたかと思われるの嫌だから
やはりお話を聞いていくと、ここに挙げている内容が出てきました。あと古い建物のため耐震性が分からないから地震の心配をされる方もいらっしゃいました。一つずつ、お悩みやご不安をうかがって、解決していきたいと思います。
とはいえ、いきなり来た不動産屋に本音で何でも話していただけるとは思っていません。これから時間をかけて、続けていく必要があります。
また同時に商店街筋に住みたい、お店を始めたい方を募集しています。何件かすでに問い合わせはいただいていますが、ご興味ありましたらどんどんご連絡ください。具体的な話があればあるほど、空家をお持ちの方が納得しやすくなります。よろしくお願いします。
調査をしながら、気になっていたお店に入りました。松尾種苗店さん。
戦後、60年くらいお店をされているそうです。
当時から使っている、種をいれる木箱。
やはりショッピングセンターができて以降、商店街の人は減っていったそうです。確かに種や苗はどこでも手に入るようになりました。わざわざ、ここに買いにくる理由が必要です。
せっかくだったので、一つ秋大豆を買いました。
タルト不動産のお店の前にはハーブやらなんやら植物をわさわさ育てていますが、どれも苗から植えたものです。種から育てた記憶は子供のころの、あさがおとひまわりくらい。
店主のおばあちゃんに、今から植えるのにちょうどよくて、育てやすい種を教えてもらって、この秋大豆を買いました。大豆は水を良く吸うから、あまり水をあげ過ぎたら良くないよと教えてもらいました。私みたいな素人にはこういうアドバイスがありがたいです。
ちゃんと育てていけば、秋くらいには収穫できるかな。
私のプロジェクトも種をまいたばかり。
ちゃんと続けていけば、いつかきっと実を結ぶはず。。
みやけ