小さな本屋さんのウエ #201 ②
…つづき
MILBOOKSが1階に入居するプリペアドビルは、2階に2部屋ありました。
201号室はすでに退去済み、202号室はまだ入居者がいて退去予定。
早速、空いている201号室の中を見せてもらいました。
床面積33㎡、間取りは2DK。
以前の入居者さんが丁寧に住まれていたようで、大きな痛みはありません。
ただクロスは少し黒ずんでいて、フローリングは剥げてきているところがあります。
プリペアドビルのオーナーさんは、原状回復するくらいの予算は取っていました。
この状態で、どこにどんな費用を掛けて、入居者さんを募集するかがポイントになります。
一般的な流れは以下の感じです。
大体、お部屋が空くと、不動産屋さん主導でリフォーム内容を考えて、工務店さんに発注し、工事スタート。賃貸募集も始まります。
入居者さんは完成したお部屋を見て、入居を決めて、賃貸借契約を結びます。
ほとんどこのフローだと思います。
僕は昨年タルト不動産を始めるまで、住宅を建てるための土地売買は経験があったのですが、賃貸はそんなにやったことがありませんでした。
半年ほど「賃貸」をやってみて、こんなことができたら、みんなハッピーかもというサービスを考えるようになりました。
フローはこんな感じ。
まず部屋が空いたら、オーナーさんとタルト不動産でリフォームプラン、予算を打ち合せて、家賃を決めます。
次にリフォームをせずに、そのままの状態で、賃貸募集をします。
家賃、広さ、立地条件が気に入った人に、リフォーム内容をプレゼンします。
内容が良ければそのままだし、もっとこうしたいがあれば、予算内でリフォーム内容の変更もできます。
続いてタルト不動産が入居者さんの希望をオーナーさんに伝えて、OKをもらえたら工事スタート。
工事はタルト不動産が請け負います。
詳細には、もうちょっと細かくあるんですが、おおよそこのような感じです。
それぞれの立場で検証してみると。。
●良いところ
【オーナーさん】
-入居が決まってから、リフォームの費用を払うことができる。
-入居者さんが部屋を気に入ってくれたら長く住んでくれるかも。
-入居が入りにくい、物件の対策になるかも。
【入居者さん】
-オーナーさんの費用で、自分の気に入った部屋をつくることができる。
-ローンを組んで家を買わないでも、賃貸でそこそこ満足いく住まいができるかも。
【タルト不動産】
-他の不動産屋さんには無いサービスになる。
-仲介手数料、リフォーム工事で売り上げが上がる。
-僕が好きなデザインの部屋が増える。(これが一番のモチベーション)
●リスク
-絶対に、時間と手間がかかる。。
良いところはいっぱいあるけれど、たぶんこの1点のリスクで誰もやっていない気がする。。
僕の負担がどんなものなのか、他にはどこにリスクがあるのか、何となくイメージはあって。。
まあ考えてばかりでもしょうがないし、とにかくチャンスがあればやってみたいと思っていました。
オーナーの福井さんに、僕の温めていた賃貸サービスを提案してみることにしました。
つづく…
みやけ
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