守安さんの家 style_7
お客さんに、引っ越し後の様子を取材させていただく企画。
7回目は岡山の出版社、吉備人出版で編集者をされている守安涼さんです。
―引越しのきっかけを教えて下さい。
「足守の実家で暮らしていたのですが、二人目の子供が生まれることになり、引っ越しを考えるようになりました。」
―いつ頃から、どのような条件で探していたんですか?
「2015年の夏くらいから、具体的に考え始め、内見に行くようになりました。
エリアは実家から近いところを見ていました。
上の子が小学生なので、転校はさせたくなかったんです。
賃貸にするか、中古を買うか、実家の敷地に家を建てるか、いくつかの選択肢の中で考えていました。」
2015年の10月、最初に守安さんから問合せをいただいた物件は、築50年を超える戸建の賃貸でした。
古民家の雰囲気を気に入られたのですが、ちょっと間取りが使いづらく、決定には至りませんでした。
そこから数件、一緒に物件を見てまわり、色んな話をしました。
僕が匙さん主催のおはよう市でやっているブックトレードに、僕が好きそうな本を持ってきてくれたこともありました。
交流をしていく中で、守安さんには、きっとこんな家がいいんだろうなあというイメージはできていました。
ただ、これといった物件がなかなか出てきません。
正直、停滞していました。。
2016年の4月、1件の中古住宅が出てきます。
土地の面積115坪、築30年の家。
早速、見に行きました。
―内見したときの印象はどうでしたか?
「近くに親戚が住んでいるので知っている場所でした。
また子供の学区は違ったのですが、隣接している地域のため転校はせず、卒業まで通うことができると分かっていました。
間取りは使いやすそうだし、お庭も広そう。
見に行く前から、生活のイメージはできていました。
実際に見てみると、想像以上に良かったです。」
―どのあたりが良かったですか?
「広いお庭と、その向こうに田んぼが広がる景色は、すごく気持ちよくて。
家は築30年経っていたけれど、売主さんが大事に住んでいたので、大きなリフォームは必要なさそうでした。
あとは玄関にある木製の網戸や、脱衣所や台所にあるガラスの建具、小さな縁側、障子から差し込む光の感じも良かった。
すぐに決めることができました。」
―購入後、どこかリフォームはされましたか?
「お風呂はリフォームしました。
あとはキッチンのレンジフードや畳も新規で交換しました。
茶の間にある障子はボロボロに破れていたので、建具を庭で洗って全体にヤスリがけをして自分で障子紙を張り替えました。
また父が建築の仕事をしているので、畳からフローリング(無垢のバーチ材)に変えてもらった部屋もあります。
自分でえごま油を塗ったのですが、次の日アリだらけになっていたときは焦りました。(笑)」
―住み始めてみていかがですか?
「引っ越してまだ2ヵ月なんですが、もっと前から住んでいるような気がします。
庭では3家族が集まってバーベキューをしました。
夏場は虫やカエルがよく鳴いていました。
大きな白鷲もくるんですよ。
家の中は、本当に風通しが良くて。
冬はちょっと寒いのかな。
それも含めて楽しみたいと思います。」
―これからやりたいことはありますか?
「茶の間の土壁を塗り直したいのと、子供部屋をきれいにしてあげたいです。
上の子には、自分の部屋以外にもお気に入りの場所があって。
2階に小さな屋根裏部屋があるんですが、そこに本を持ち込んでくつろいでいます。」
(All photos by タルト不動産/タルトデザイン)
守安さん、取材ご協力本当にありがとうございます。
守安さんがお勤めの吉備人出版さんは、Jテラスカフェ(岡山大学津島キャンパス)で開催される、
「第1回瀬戸内ブッククルーズ イチョウ並木の本まつり」に出展されます。
Briséesさん(旧MILBOOKS)、ぜろどーなつさんも参加されます。
日時 2016年11月12日 土曜日 10:00 – 16:00
会場 Jテラスカフェ(岡山大学 津島キャンパス内)
住所 〒700-0082 岡山県岡山市北区津島中1丁目1−1
電話 086-253-0567(Jテラスカフェ)
入場 無料
僕はぜったい行きます。
みやけ