映画「野火」のこと
シネマクレールで塚本晋也監督作「野火」を観てきました。
塚本作品は見終わって、ぐったりすることが多いから覚悟はしてたけど、観たことを本気で後悔。(良い意味)
衝撃的な映像が、頭から離れません。でもこれが現実。。
塚本監督が、使命感に動かされ、執念で作り上げたすごい作品でした。
戦争という不条理な状況下で、人が肉体、精神の極限に追い込まれたとき、狂人となることを誰が否定できるでしょう。
頭がぐわんぐわんしてきます。
映画を見た後、原作である大岡昇平の「野火」も読みました。
主人公が堕ちていく心情をこれでもかと書いてるし、映像はフラッシュバックしてくるし、さらに精神的に飲み込まれて。。
戦後70年、この夏は色んなところで戦争について語られていましたが、一目瞭然でした。
シネマクレールさん、岡山で上映してくださってありがとうございます。
上映は9/18(金)で終わりみたいです。
みやけ