コミュニティデザインについて
昨日は、町内会の日帰り旅行に参加してきました。ちょうど山崎亮さんのコミュニティデザインの本を読んでいたので考えさせられることが多々ありました。
私が所属している町内会は約10軒の集まりなのですが、とても仲が良くて、年に1回みんなで旅行に行ったり、新年会をしたりして親睦を深めています。私たち家族は初めて参加させてもらいました。
そもそも今年、引っ越してきたばかりのときも、組長さんにすぐに声を掛けていただき、一軒ずつ一緒に挨拶まわりをしてくださっていたので、町内の皆さんとは挨拶を交わすような関係になっていました。
参加して思ったことは、一年に一回こうして集まって、普段なかなか行かないようなところにいくことを、皆さんが本当に楽しんでいるということ。
きっと義務的なものになったら続かないと思います。やはり旗振り役の方の努力と、皆さんの自発的な参加があってのものだと思います。
私は学生時代から10年以上集合住宅に住んでいたのですが、こういったコミュニティとは無縁でした。だから、すでに何十年も築いてこられたコミュニティの中に入って、しかもお店を出すということは不安もありました。しかし皆さんに暖かく迎えていただいたお陰で、今は安心して暮らすことができています。
自分たちが住みやすく、楽しく暮らせる環境、コミュニティは、自分たちでつくる、そして継続させることは、コミュニティデザインのポイントです。不動産や建築の仕事は、おのずとコミュニティと関わります。ただ部屋を探す、家をつくるのではなく、コミュニティ形成まで考えたいと思います。
私にとって身近な町内で、そのことを実感することができました。まずはこれから、私も一員として総社での生活を楽しんでいきたいと思います。
息子の笑顔も見ることができました。
みやけ