総社商店街筋のこと-空家調査②
時間をみつけては、総社商店街を歩き回っています。空家のオーナーさんとお話できる機会も増えてきました。
やはり、すでに解体を視野に入れている方もいらっしゃいました。
解体して売るということも、もちろん選択肢の1つ。色んな事情があるから全く否定しません。そこに新しく建物が建つことも楽しみです。
ただ、あまりにも貸すということにネガティブな気がします。きっと、よくない噂や実体験をお持ちなのだと思います。
色々とお話をうかがっていくうちに、もしかしたら貸す仕組みのどこかに課題があるのではないかと思うようになってきました。
借りたいと思っている人たちがいるのだから、安心して貸せる仕組みがあれば、売らずに貸すという選択をされる方も増えてくるのではないかと思うのです。
ここからは調査時のヒアリングをベースに、私が思う仮説とその解決策です。
【貸せるけれど、貸さない理由】
①リフォームしないと古くて貸せない。費用が掛かってしまう。
②解体して売りたいと思ったときに、入居者がいると退去させることが難しい。
③賃貸中、何か不具合があったときの対応が手間。すぐに現地に行けない。
【それぞれの解決策】
①リフォームしないと古くて貸せない。費用が掛かってしまう。
●解決策:入居が決まってから、住む人の話を聞きながら、必要なところをリフォームする。
意外とその古さがいいという人もいるかもしれない。もしくは改装OK物件として募集してみて、入居者が好きなようにつくってもいいことにする。タルト不動産に問い合わせてくれる人は、みなさんライフスタイルを楽しんでいるし、賃貸でも自分の好きな空間をつくりたいと思っている人もいる。
②解体して売りたいと思ったときに、入居者がいると退去させることが難しい。
●解決策:定期借家契約を結ぶ。
一般的に多いのは普通借家契約。2年ごとに更新していくタイプ。老朽化による解体は、退去してもらう正当事由になるが、面倒なこともあると思う。それなら初めから、何年契約と期間を決める定期借家契約にしておけば、期間が終われば自動的に退去となる。もし、その時点で解体が決まっていなければ、再契約もできる。借主さんには了承していただく必要がある。
③賃貸中、何か不具合があったときの対応が手間。すぐに現地に行けない。
●解決策:タルト不動産が、都度対応をする。
何かあった時の連絡はタルト不動産が受けて対応し、オーナーさんと相談しながら解決する。
*どれもオーナーさん、入居者さん、タルト不動産の信頼関係が必要になる。私は今の活動を、コツコツと続けて、実績をつくっていかないといけない。きっと色んな課題があるはず。
賃貸経営は、毎月安定した収入を生みだす理想的なビジネスです。
確かに色んなことは起きるけれど、ちゃんとオーナーさんをサポートする仕組みができていれば、もっとポジティブになってもいいと思います。
いずれ売るにしても、すぐには売れない理由があるのなら、その短期間でも運用するという選択もあります。
タルト不動産としては、空家をお持ちの方が、売るのか貸すのか、建て替えるのかも含めて、しっかり検討できるよう、サービスを充実させていきます。
もっと総社に人が集まって、楽しい場所が増えたらいいなと思うのです。
まわっているときに総社商店街エリアで、貸家を見つけました。HP掲載を了承いただけたので、近日中にアップします。
→更新しました。
58,000円/月・5DK(77.02㎡)岡山県総社市総社2丁目
みやけ