猫と暮らすための小さな家 style_8
お客さまに、引っ越し後の様子を取材させていただく企画。
8回目は、タイ古式マッサージのサロンを石関町でされている『Fu-a』の小林芙美子さんです。
市内某所にある、築50年の小さな貸家。
タルト不動産/タルトデザインは、入居までのサポートと改修工事をお手伝いさせていただきました。
―引越しのきっかけを教えて下さい。
「以前はサロンの1階に住んでいたのですが、いずれ住まいと仕事場は分けたいなと思っていました。
また、そのタイミングで猫を飼いたかったんです。」
―いつ頃から、どのような条件で探していたんですか?
「2015年の中ごろから、猫が飼える賃貸を探し始めました。
エリアを絞っていたので、なかなか気に入った物件が見つからなくて。
それでも20件くらいは内見しました。」
―この家との出会いは、どのような感じでしたか?
「2015年に、一度内見していました。
立地はすごく良かったのですが、室内はそのまま住める状態ではなくて。
その時はイメージが湧かず、現実的ではありませんでした。
引き続き、物件探しをしていたのですが、全然見つからず。。
あの家を何とかできないのかなと思うようになりました。
そんな時に、知人からタルト不動産を教えてもらいました。
リノベーションもしているようだったので、相談してみることにしました。」
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2016年の6月、小林さんからお問合せがありました。
築50年の小さな貸家。
タルト不動産でもご紹介していたので、この物件のことは知っていました。
現状の傷みがある状態のまま貸出し。
改修費用は入居者さん負担。
その代わり賃料は相場よりは抑えられていました。
小林さんが知りたかったのは、大きく以下の2点でした。
・改修にいくら掛かるのか。
・建物は大丈夫なのか。
そこで小林さんが直したい箇所をヒアリングして、改修のご提案をしました。
内容としては、床の張替、雨漏れの補修、一部壁の張替、浴室の改修、TVアンテナ工事、建具の補修などなど。
快適に住むために、やりたいことはたくさんある。
とはいえ賃貸でいつまで住むか分からないから、どこまで費用を掛けるのか。
打合せを重ねて内容を決めていきました。
また現地では床下を見て白蟻のチェック、外部と内部から雨漏れのチェックをしました。
古い建物なので、リスクについても、しっかりと理解してもらってから進めていきました。
7月から打合せスタート、8月末には工事完了、9月にはお引越しされました。
―引っ越してみていかがですか?
「キッチンが広くて、もともとオーブンもついていたので、料理がしやすいんです。
1階でごはんを食べながら、のんびりしている時間が多いですよ。」
―猫ちゃんの様子はいかがですか?
「すぐに馴染んでくれました。
窓が多い家なので、猫はよく窓際で日向ぼっこしています。
その分、夏は暑かったし、冬はきっと寒いですよね。
やっぱり1階にもエアコンをつけようかなと思っています。」
―今回、塗装は小林さんが自分でされました。やってみていかがでしたか?
「玄関引き戸、キッチンまわり、建具、2階の壁…。
ほとんど経験はなかったけど、何とかできました。
ただ夏の一番暑いときだったし、思ったより面積が広かったので、本当に疲れました。
最後の方は、ちょっと雑なところもあるんです。(笑)」
(All photos by タルト不動産/タルトデザイン)
―家のことで、これからやりたいことはありますか?
「お風呂を直したいなとか、壁を塗りたいなとか。。
まだまだあるんですが、住みながらちょっとずつ手を入れていこうと思っています。」
今回は、貸店舗のような進め方で、賃貸住居としては珍しいケースだと思います。
また一ついい経験をさせていただきました。
小林さん、取材ご協力本当にありがとうございます。
タイ古式マッサージ・一軒家サロン
●Fu-a(フーア)
岡山市北区石関町3-16
http://www.fu-a-fu-a.jp/
みやけ