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総社商店街筋のこと

タルト不動産の近くに、総社宮から続く総社商店街筋という通りがあります。総社市まちかど郷土館にいくと、その昔はこの筋に数百もの商店が軒を連ねていたことが分かります。

今でも当時の建物が残されており、雰囲気の良い場所なので、私もよく散歩がてら総社宮へ行って、途中の和菓子屋さんで買った大福を食べたり、池の鯉にエサをあげたりしています。

その中に洋画家の堀和平さんの旧家を開放したおもしろい場所があります。ここは「総社商店街筋の古民家を活用する会」が管理をしていて、その中に「匙」というカフェが営業しています。

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土間を入ると、昔の日本家屋らしく少し薄暗くて、でもその先の縁側の方に明るい光が広がっている奥行きのある空間です。

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またこの場所は地域のコミュニティの場としても機能しています。演奏会、ヨガなど色々なイベントが企画されています。ちなみに6/6(土)にある読書会にお誘いいただいたので私も参加してきます。

総社商店街筋の古民家を活用する会HP

ちょくちょく出入りさせてもらいながら、ここでの10年近い活動についてお話をうかがうことができ、本当に感動しましたし、刺激を受けました。私は、この商店街が総社の文化レベルに果たしている役割はすごく大きいと思います。

 

散歩中、空いて活用されていない建物をみながら、ここに古本屋とか雑貨屋さんがあったらいいなあとか、住みたい人いるだろうなあとか勝手に妄想していました。

大体、私の仕事は妄想から始まるのです。

なんか、ちょっとワクワクしています。

みやけ

丹下健三設計の倉敷市庁舎(現 倉敷市立美術館)

先日、倉敷で内見・撮影だったので、ついでに丹下健三氏設計の、倉敷美術館をみてきました。

もとは倉敷市庁舎だったんですよね。

倉敷市民会館や倉敷国際ホテルを設計した浦辺鎮太郎氏が1983年に改修して今の美術館になったそうです。

僕は丹下さんが設計した東京カテドラルを見てから丹下ファンなのですが、倉敷美術館はグリッドのガッチリした感じがかっこいい!

柱や梁の太さはすごいし、クイッて上に曲がった太い庇はかわいいし、打ち放しコンクリートの粗い表情もいいし、ペタペタさわりまくり。

テラス横の喫茶店は気持ちよさそうだったなあ。

美術展は有料だけれど、吹き抜けのところは誰でも入れるので、美観地区のついでにちらっと寄ってもいいと思います。

もっと人が集まっていいのになあ。

みやけ

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コミュニティデザインについて

昨日は、町内会の日帰り旅行に参加してきました。ちょうど山崎亮さんのコミュニティデザインの本を読んでいたので考えさせられることが多々ありました。

私が所属している町内会は約10軒の集まりなのですが、とても仲が良くて、年に1回みんなで旅行に行ったり、新年会をしたりして親睦を深めています。私たち家族は初めて参加させてもらいました。

そもそも今年、引っ越してきたばかりのときも、組長さんにすぐに声を掛けていただき、一軒ずつ一緒に挨拶まわりをしてくださっていたので、町内の皆さんとは挨拶を交わすような関係になっていました。

参加して思ったことは、一年に一回こうして集まって、普段なかなか行かないようなところにいくことを、皆さんが本当に楽しんでいるということ。

きっと義務的なものになったら続かないと思います。やはり旗振り役の方の努力と、皆さんの自発的な参加があってのものだと思います。

私は学生時代から10年以上集合住宅に住んでいたのですが、こういったコミュニティとは無縁でした。だから、すでに何十年も築いてこられたコミュニティの中に入って、しかもお店を出すということは不安もありました。しかし皆さんに暖かく迎えていただいたお陰で、今は安心して暮らすことができています。

自分たちが住みやすく、楽しく暮らせる環境、コミュニティは、自分たちでつくる、そして継続させることは、コミュニティデザインのポイントです。不動産や建築の仕事は、おのずとコミュニティと関わります。ただ部屋を探す、家をつくるのではなく、コミュニティ形成まで考えたいと思います。

私にとって身近な町内で、そのことを実感することができました。まずはこれから、私も一員として総社での生活を楽しんでいきたいと思います。

P1030966息子の笑顔も見ることができました。

みやけ

鉄のはさみ

日常的に使うものって、機能的でいて、デザインにもこだわりたいと思うのですが、結構前からしっくりくるはさみを探していました。

持ち手がプラスチックのはさみが多いのですが、ちょっと味気ない気がしていて。ダイレクトに鉄の素材を感じた方が気持ちいいんじゃないかなあって、大した話じゃないんですが何となく思っていました。

たぶん子供のときに、おばあちゃんが持っていた鉄の大きな裁ちばさみを使って、広告をざくざく切っていた記憶なんじゃないかなと思います。でも裁ちばさみを仕事で使うには大きいし、糸切りばさみだと紙は切りにくいし。その真ん中くらいのはさみがあるといいんだけどと思いながら、文房具屋さんや、雑貨屋さんに行くたびに探していました。

そしてついに見つけたんです。

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全長約13センチ、ボールペンよりちょっと小さいくらいのサイズです。鉄のはさみで、持ち手のところだけ赤くペイントされています。まさにはさみというシンメトリーでシンプルなデザイン。微妙にカドが丸っこいところが絶妙だと思いました。

だいぶ年季が入っていて、ところどころ錆びています。でも試しに持っていた紙を切ってみるとサクサク切れました。何となく頭の中で思っていたイメージが、形になると本当に嬉しいんです。

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このはさみは岡山の奉還町にあるakizuさんで買いました。タルト不動産をオープンするにあたって、グラスやスプーンなどもakizuさんで買い足しました。こちらのお店に行くと、ノスタルジックな気分になるのは間違いないけれど、それ以上にグッドデザインだし、次は僕が大切に使い続けていこうと思うのです。

これは僕が不動産に対する思い、考えとも同じなんです。

鉄のはさみは、いまペン立てにちょうどよく収まっています。

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